あすと長町の再開発・プレシスあすと長町エクレールと新たな高層マンションの建設・2017年10月

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あすと長町の再開発地区に、今年完成した住友不動産の高層マンション「シティタワー長町新都心」を挟むように2本の新たな建設用クレーンが立ちあがりました。まずは写真向かって左側のクレーンが立つ建設現場を見てみましょう。


あすと長町大通沿いのマクドナルドとガソリンスタンドの間で建設中なのが、一建設の「プレシスあすと長町エクレール」です。7月に見た時はクレーンが設置されたばかりでしたが、現在は3階位の高さまで組み上がっていました。左側にはタワー式パーキングになると思われる鉄骨が組まれていますね。


地上15階建てで高さ47,8m、延べ面積約14,996㎡、総戸数139戸の規模で平成31年1月末に完成予定です。JR長町駅まで歩いてすぐの場所で、あすと長町大通を挟んだ向かい側にはIKEAがあり、北側にイオンも建設予定という好立地で人気が出そうですね。


あすと長町大通沿いから1本東に入った場所で、ドコモショップやツルハドラッグの後ろ側にも建設用クレーンが設置されました。住友不動産がワールドアイシティと組んで建設する新たな高層マンションの建設現場です。


写真中央奥のL字型の高層マンションは、ワールドアイシティが野村不動産と組んで建設した「ONE PARK RESIDENTIAL TOWERS」です。その北東側に住友不動産との共同プロジェクトで新しい高層マンションが建設されます。


更に、ここの北側には住友不動産の「シティタワー長町新都心」があり、同じ系列の大規模マンションが近接する場所に相次いで建設されることになります。


建設用クレーンが設置されて工事が始まりましたが、新しいマンションの名前は未だ発表されていません。現場にも看板はなく、建築計画のお知らせと作業予定表だけが掲示されていました。地上24階建て、高さ80,75m、延べ床面積約44,360㎡、総戸数391戸の規模は「ONE PARK RESIDENTIAL TOWERS」や「シティタワー長町新都心」と比べると、階数の24階建ては同じで総戸数は「ONE PARK RESIDENTIAL TOWERS」の345戸より多く、「シティタワー長町新都心」の414戸より少ないという規模です。


工事現場は建設用クレーンが設置されたばかりという感じで、基礎躯体工事中でした。完成は平成31年7月の予定ですが、マンション名や詳しい物件概要の発表が待たれますね。


南側の、あすと長町中央公園から見てみました。中央の大きなマンションが「ONE PARK RESIDENTIAL TOWERS」で、右側の「ナイスパークフロンテージあすと長町」の上部から建設用クレーンの先端が見えました。左端には「ライオンズタワー仙台長町」が見えています。31階建てで約114mの高さは、仙台市内のマンションで一番の高さを誇りますが、総戸数は257戸で、あすと長町に新たに建設されたマンション群よりも100戸以上も少ないんですね。


「ONE PARK RESIDENTIAL TOWERS」の北側には東日本大震災の被災者が入居する復興公営住宅があり、その南側に高層マンションが出来るというので問題になりました。以前も書きましたが、「ONE PARK RESIDENTIAL TOWERS」の南面の幅を狭くして、その分高さを増やせば戸数を確保しつつ、公営住宅の眺望が遮られる部屋は減り、日陰になる時間も少なくなって問題が軽減すると思います。現在の景観条例は地区ごとに高さを一律に規制するものですが、行政側には高さを高くすることで景観や環境が改善することもあることを理解してもらって条例の緩和をして欲しいものだと思います。


あすと長町中央公園の南西側の仮設住宅跡地は、積水ハウスが入手し看板が出ていました。約1,6ヘクタールの土地は、あすと長町地区の最後の大型区画ですが、戸建て住宅も建設可能ということで積水ハウスがどのような開発をするのか、要注目ですね。