旧仙台医療センター跡地の状況と今年も伐採を免れた銀杏町の一本桜・2022年4月

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宮城野区宮城野の旧仙台医療センター跡地の状況を見てきました。


楽天生命パークの北東側で、仙台育英学園やJR仙石線宮城野原駅のすぐ近くの場所です。


昨年11月に見た時は、敷地の中を埋め尽くすように多数の盛り土が白いシートをかぶせられて並んでいて、まるで小さな白い小山が並んでいるようでしたが、今回見てみたら盛り土が全て無くなっていました。


広大な更地が広がった状態になりましたが、ここには宮城県民会館(東京エレクトロンホール宮城)と、みやぎNPOプラザが移転してくる予定です。


南西側にある現在の仙台医療センターの前から見てみました。写真中央には「仙台国立病院前郵便局」の建物だけがポツンと建っています。仙台国立病院は仙台医療センターの昔の名前なので、新しい宮城県民会館が建設されたら名前が変わって県民会館の建物の中に入ることになるんでしょうね。


旧仙台医療センター跡地の北側を通る道路「元寺小路福室線」は、中心部の広瀬通から東へ伸びている新しい道路ですが、途中に大きな1本の桜の木があります。


元々は民家の庭に植えられていた桜で、道路の拡幅計画のため民家は移転して桜の木だけが残っている状態になっています。桜の木の直前まで道路が拡幅されていて、桜の木の手前からJR貨物のガードを越えた部分までの約300mの区間だけが道路が狭い状態になっています。


銀杏町の一本桜として有名になった立派な桜ですが、いずれは伐採して道路を拡幅する予定です。毎年これで見納めかと思いながら見続けてきましたが、今年も綺麗な花を咲かせてくれました。伐採は予定されているものの具体的にいつ伐採されるのかは決まっていないようですね。


桜の木を伐採しても、その先の貨物線のガードが拡幅されなければ道路が広げられないので、時間がかかると思われるガードの拡幅工事が終了するまでは桜の木は切らないでいて欲しいですね。


出来ることなら新しく建設される予定の宮城県民会館の敷地にでも移植して欲しいものですが、難しいんでしょうかね。西公園での地下鉄工事のときに大きな古い桜の木を何本も移植したように、この桜も保存できる手段を考えてもらいたいものですね。